似顔絵を描く

7月31日(日)は富山のおどり「おわら風の盆」イベントがありました。毎年恒例となっているこのイベント、地元富山からいらっしゃった、お姉さんたちとお兄さん方がしずしずと商店街をあるく。

今や名物となった高円寺の「阿波踊り」とは対局にあるような静かな舞で、時が止まったようで、見ていてとても厳かな気持ちになる。

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今年は、西荻窪南本町商店街で毎月末に開催される「ゆるゆる市」と「西荻おわら風の舞」のイベントと重なり、私がそのフラッグのイラストを担当したことから、似顔絵とグッツ販売を、The Parkさんの敷地をお借りして自家焙煎の美味しいアイスコーヒーが密かな人気の出張コーヒー屋さんhitamuki coffee roasterさんと合同で出店していました。
美味しい珈琲と似顔絵。なかなかシュールな組み合せで、後ろではDJがお祭り気分をもりあげていました。

なんとも不思議な空間…。

さて、「似顔絵」を描くということ…を今回ちょっと改めて考えてみた。

似顔絵を始めたのは、以前実行委員として参加させていただいていた、「西荻ラバーズフェス」内で、西荻窪・神明通りで開催されている「朝市」に出店させていただいた際のコンテンツの1つとして、始めた事がキッカケ。そして、私の似顔絵を楽しみにしていただける方が徐々に増え、イベントにわざわざ似顔絵のためにきてくださる方とお会いでたり、子どもがニコニコ、期待しながら私の顔を見ていたり。

「似顔絵は初めてです、人にどうみられているか興味があって…」と緊張気味の方に出来た似顔絵を渡した際に、パッと笑顔になったことがとても印象に残っていて、「似顔絵で人を幸せにできるんだ!」と私もとても嬉しくなりました。SNSなどで私が描いた似顔絵がアイコンになっているのを発見すると、なんともくすぐったい気分になる。(嬉しいです!)

「似顔絵を描くときって何をみているのですか?」という質問も1イベント中1回は受ける質問。「魂を描いています!」なんて答えているけど…考えてみた。顔の造作を頭の中で組み立てて映像化して、それにその人が持っている雰囲気などを感じ取ってペンにそのエネルギーを乗せて描いていると言ったら、カッコいいけど、それに近いかも知れない。そして描かれている人も緊張していることもあり、あまり時間を掛けないよう心がけている。

5分間弱のご対面。でもそこには会話をするよりもいろんな情報が詰まっているな〜と感じる。

似顔絵って一発勝負、緊張と集中力との戦いだ…。だから線の意味、抜くところ、日々意識して描いていないと、似顔絵を描く際に失礼になると思う。安易な気持ちで似顔絵は出来ないな、と思うのであります。

なので、日々精進。

 

 

 

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